カメムシへの悩みって本当に大きいですよね。
あれほど、「気が付けばいる」虫も他にないのでは?
私自身、鬱になるほどカメムシが大嫌いです。
現在とある田舎に住んでいるのですが、本当に信じられないくらいカメムシが多いです。
田舎に住んだ理由はこちら↓
ここでは引っ越しから3年間かけてカメムシと戦い、室内に入れない方法、どこからカメムシが侵入するのか、効果的な対策、すぐできる退治の仕方、NGな対策など、これまでの経験を全てまとめました。
カメムシが増えるシーズンは春と秋
カメムシが室内に大量発生する時期は主に春と秋です。
ちなみに、秋の方が発生期間が長いですが、春の方が爆発的に発生する気がしています。
秋は私の住んでいる場所では10月の終わりから始まり、12月上旬までよく出ます。
春は3月の終わりから4月の上旬まで。
春の方が期間は断然短いです。
秋に室内にカメムシが増えるのは越冬のため
秋にカメムシが室内に入りこむ理由は、越冬のためです。
カメムシは暖かい場所で冬を越す習性があります。
そのため、秋になると温かい室内に入りこむようになります。
しかし、室内で見かけるのはほんの一部。実はカメムシは通気口などから、屋根の下(屋根裏)などの暖かい空気がたまる場所に多く集まります。
真冬でもカメムシを室内で見る場合がありますが、それは暖かい室内の温度に誘われたカメムシが屋根裏から室内に顔を出した結果です。
春に室内にカメムシが増えるのは越冬から起きたから
無事に越冬を終えたカメムシは暖かな日が増える3月の下旬頃から活動を開始します。
暖かい日には屋根からの熱を感じたカメムシが屋根裏から室内へと顔を出します。そのまま外に飛び立つ者もいますが、一部は室内に入りこんでしまうんですね。
これが春の大量発生の理由です。
どこからカメムシは室内に侵入するのか
屋外→室内と考えてしまいがちですが、室内の大量発生は、屋外→屋根裏→室内が多いと感じています。
屋外からの侵入経路は主に通気口とサッシの隙間
気密性の高い住宅と言えども、外との完全密封はしておらず、どこかに通気口がある家が大半です。また、古い家だと屋根と壁の隙間などもカメムシの侵入経路になりやすいです。
縁の下からの侵入もありますが、カメムシは2階以上の窓によくつくことを考えると、主に屋根下にある通気口は注意が必要です。
そしてもう一つの侵入経路が窓枠とサッシの隙間です。
カメムシはおよそ2㎜の隙間があれば体を平たくして入りこむことができます。
窓枠とサッシの間には実は1~2㎜隙間がありここが入りこみのポイントとなっていることもあります。
カメムシが室内に出没するまでの経路
以下がカメムシが室内に出没するまでの主な経路です。
- 屋外→屋根裏→壁裏→室内通気口→室内
- 屋外→エアコン室外機→ホース→エアコン→室内
- 屋外→屋根裏→壁裏→配線通路の壁穴→室内
- 屋外→換気扇→室内
- 屋外→屋根裏→天井板の隙間→室内
- 屋外→窓枠とサッシの隙間→室内
- 屋外→玄関→室内
ざっと挙げただけでも、これくらいの侵入経路があります。
カメムシを室内に入れない具体的な対策方法
それでは具体的に室内に侵入させないための対策をまとめます。
室内換気口からの侵入を防ぐ方法
目の細かいネットで換気口を多い、幅広のマスキングテープで覆う。不織布でもOK。
マスキングテープを幅広にする理由はカメムシのテープ下への潜り込み→室内を予防するためです。5㎝以上の幅は欲しいですね。
エアコンからの侵入経路を防ぐ方法
エアコンは室内機で発生した結露を外に出すためのドレンホースが必ず付属しています。
ここから侵入するケースが多いです。ドレンホース専用のキャップがあるですが、カメムシ対策としてはやや隙間が大きいのが難点です。
網戸くらいの目の細かいネットを、輪ゴムなどを使ってかぶせておくと効果的です。
また、エアコンの貫通穴と壁に隙間がある場合はここをしっかりとエアコンパテで埋めてください。
ブレーカー周りからの侵入を防ぐ方法
ブレーカーは各種配線が壁から室内に出ている場所でもあります。
そのため、屋根裏に入ったカメムシが壁→配線を伝ってでてきやすい場所でもあります。
壁とブレーカーの間に隙間がないかを確認し、わずかでも隙間があればマスキングテープで封じます。
換気扇からの侵入を防ぐ方法
換気扇もまた、外と通じているためカメムシの侵入経路になります。
小さな換気扇であれば、不織布のような目の細かいネットで塞ぐ方法もありますが(室内換気口と同じ要領)、台所のような大きなフードを丸ごと囲ってしまうのは困難です。
この場合に効果的なのが24時間つけっぱなしにすることです。
排気が続いている排気口は風圧があるためカメムシが入ってきにくくなります。
カメムシが活動的になる日中だけでもつけっぱなしにするといいかと思います。我が家の場合は「弱」でも入ってくることはありませんでした。
天井からの侵入を防ぐ方法
天井がフラットで隙間がないのであれば、ここはスルーしてください。
天井から入りこむのは、主に古い家。
天井板を重ね張りしたタイプの場合、その隙間からカメムシが入りこむことがあります。
対策としておすすめなのが、シリコンコーキング剤で隙間を埋めてしまうことです。または天井に天井用の壁紙を貼ってフタをしてしまうというのも効果的です。
窓枠とサッシの隙間からの侵入を防ぐ方法
これが一番難しいです。
我が家での成功率は50%くらい・・・。
効果がある窓とそうではない窓があります。理由としては我が家はとても古く、窓枠とサッシの隙間だけではなく、外壁と窓枠との隙間からの侵入があるためだと推測しています。
ご自宅の窓枠とサッシの状態をよく見てから検討してみてください。
先に言うと、これをすると窓は開かなくなります。換気用の窓には使えない技ですので、ご検討くださいね。
窓枠とサッシの隙間をマスキングテープで覆ってしまいます。
理論的にはこうすることで窓からの侵入は防げるようになります。
それでも窓辺にカメムシを見かける場合は、他の侵入経路から入ったカメムシが暖かな窓辺に集まった、または窓枠とサッシのあたりにまだカメムシが入る隙間がある、のいずれかだと思います。
玄関からの侵入を防ぐ方法
意外と多いのが玄関からダイナミックに侵入する方法です。
人についたり、玄関近くにいたカメムシが人の気配でポトリと落ちて、そのまま人について入ってくるということもありました。
カメムシが多発する時期には、玄関から入る時に必ず周りをチェックして、カメムシが付いていないかを見ます。それからさっと入りこみ、ドアを閉めて鏡でカメムシがついていないかチェックしましょう。
カメムシを室内で発見!どうやって退治したらいい?
対策を頑張っていても、入りこんでしまったカメムシがいた場合、どうやって退治したらいいのでしょうか。
ここでは「決してやってはいけないNG退治方法」と「おすすめの退治方法」の2つをご紹介します。
決してやってはいけない!NGなカメムシ退治
殺虫剤を吹きかける
高確率であの臭いをお見舞いされます。
カメムシキンチョールなど、カメムシ専用の殺虫剤はいくつかありますが、臭いを出さずにコロっと死んでくれるケースはほぼありませんでした。
殺虫剤を吹きかけるとあの臭いを出しながら落下、数分かけて死んでいく、というパターンばかり。
臭いを出されたくない方は殺虫剤はおすすめしません。
掃除機で吸い取る
掃除機で吸い取ると100%臭いを出します。
そして、掃除機に臭いがしみつくと、しばらくは使う度にカメムシ臭いという地獄状態に陥ります。
紙パック式ならまだ救いがありますが、サイクロン式等は臭いを完全に落とすのは至難の業。
間違っても掃除機吸い取らないようにしましょう。
ただし、カメムシに近づくのもいや!という方は紙パック式の掃除機を一つカメムシ専用にしてしまう方法はアリかなと思います。
掃除機から這い出してくることもあるので、基本はベランダなどの外置きにして管理するのもアリかなと思います。
熱湯をかける
これも100%臭いを出すので、注意です。
室内に侵入したカメムシを退治するおすすめの方法
このカメムシ大発生地区に引っ越してきて早3年。
この3年間を通して、色々なカメムシ退治の方法に挑戦してきましたが、結局今でも活用しているのはたった一つ。
ペットボトルを使った捕獲方法です。ご紹介しますね。
ペットボトルを使ったカメムシホルダーでカメムシを駆除する
作るのはこちらです↓
【用意するもの】
- ペットボトル1本
- 中性洗剤
- セロハンテープ
- 厚紙
【作り方】
- ペットボトルの上部分をカットしていきます
- 上部分をひっくり返してボトルにつけてセロハンテープで固定します
- 中に中性洗剤を入れます
完成♪
あとは厚紙を2枚用意します。これでカメムシを捕獲します。
中性洗剤がカメムシの臭いを吸収してくれる
この方法で、すごくいいのがカメムシが万が一ペットボトルの中で臭いを出したとしても、中性洗剤が臭いを閉じ込めてくれるため、一切臭いません。
この方法で50匹以上のカメムシをペットボトルに入れても、全く臭いが出ませんでした。
フタをしなくてもカメムシが出てこない
最初の頃はフタをしないとカメムシがペットボトルから逃げるのでは・・・と心配しましたが、その後の経験によりフタをせずともカメムシが脱出することはできないと分かりました。
カメムシはこのペットボトルの中に落ちたら飛び立つことができません。中性洗剤によって、というのもありますが、例え中性洗剤が入っていなくて、カラのペットボトルだったとしても脱出できません。
理由としてはカメムシはフラットな場所から上に飛ぶことができないためです。
カメムシはの飛び方は落下しながら羽根を広げて「U」の字を描くように飛びます。それ以外の飛び立ち方はできません。そのため、ボトルの中から出られないのです。
カメムシホルダーを使ったカメムシの取り方
壁についたカメムシならその下にペットボトルをセットし、厚紙で静かに落とすようにしてペットボトルの中に入れます↓
天井であれば、ペットボトルをカメムシにかぶせてスライドするようにして落とします。
床にいるカメムシならば、厚紙2枚を使って救いあげるようにしてペットボトルに落とせばOK↓
近づくのもイヤという方は手袋をしましょう。これで勇気が倍増します。
カメムシの特性を知ろう
ここでは学術的な特徴ではなく、駆除する際のカメムシの行動パターンを理解しましょう。
カメムシは危険を感じると触覚が震える
カメムシにペットボトルを近づけると、危険を感じて触覚を震わせます。この時にはまだ臭いは出さないので安心してください。
さらに危険を感じると、飛び立とうとして落下する
ペットボトルをカメムシ直下に設置し、厚紙でカメムシを落とそうとすると、カメムシは厚紙が近づいてきた時点で、飛び立とうとして落下をします。落下途中で羽根を広げてUの字の形を描いてとぶためです。
この特性を生かして、ペットボトルをカメムシ直下においておけばそのままINします。
厚紙でペットボトルに落とす手間もないこともあります。
カメムシが臭いを出すのは刺激を受けてから
すぐに嫌な臭いを出すイメージのカメムシですが、実はそう簡単には臭いを出しません。
実際にカメムシが臭いを出すのは、危険を感じた時ではなく、刺激を受けた時です。
厚紙でそっとペットボトルに落とすくらいでは、ほぼ臭いは出しません。手荒に扱うと臭いを出すので、カメムシ退治の基本は「そっと優しく」です。
カメムシ殺虫剤は効果あるの?おすすめは?
カメムシ殺虫剤は国内のものだけで約12種類あります。
いずれもゴキブリ専用殺虫剤のように「瞬殺」できるものはありませんでした。
またカメムシ殺虫剤を直接カメムシに吹きかけるとあの臭いを出します。なので室内では使えません。
カメムシ殺虫剤は「忌避剤」または「じわじわ死亡のためのトラップ」として使うのが向いています。
個人的に使ってて一番長く効果を実感したのがこちらです↓
窓と網戸と、サッシの隙間にたっぷり吹きかけておくと、そこを通過したカメムシが室内でお亡くなりになっているのをよく見ます。
我が家では毎年欠かせないアイテムとなっています↓
あとはすごく弱ってしまうので、駆除も楽という感じです。
入りこまずに撤退しているカメムシもいるかもしれませんが、体感的には「室内に入ってから死ぬ」という感覚です。
据え置きタイプはほぼ効果なし
据え置きタイプ、窓に吊るすタイプのカメムシ忌避剤は、全くと言っていいほど効果を感じませんでした。
むしろ、その据え置きに止まってることも。もちろんピンピンしています。
ハッカスプレーは原液ならある程度効果アリ
虫よけによく使われるハッカ油。
カメムシにも効くと言われていますけど、アルコールで薄めたのは正直、全然効果を感じません。
この瓶のフタを取って、カメムシに嗅がせるように近づけると逃げていきます。
なので、原液をこまめにこまめに塗りなおすのであれば、効果があるかもしれません。でも、原液ってすごい匂いが強いですし、あんまり現実的じゃないかなと。
手や衣類についたカメムシ臭はどうやったら落ちるの?
どんなに気を付けていても、カメムシトラップにハマり、うっかり手や衣類に匂いをつけられた経験がある人もいますよね。
あの臭いを最短で落とす方法をまとめました。
手の場合は中性洗剤原液→歯磨き粉で洗う
たっぷりの中性洗剤をニオイのついた部分にピンポイントでたっぷりと中性洗剤をかけます。
それから、ニオイの強い場所を中心に反対の手で擦りこむように塗り広げていきます。1~2分しっかりと塗りこんだら、熱めのお湯で流します。
このままではまだ少しニオイが残ってしまいます。
今度は歯磨き粉を多めに手に取り、中性洗剤と同じように塗りこんでいきます。しっかりと塗りこんだらたっぷりのお湯で流して完了です。
この洗い方は100%に近くカメムシ臭を落とすことができますが、そのまま放置してしまうと手がカッサカサになってしまうのがデメリット。
この洗い方をした時は、ハンドクリームをたっぷり塗って保護してください。
服についた場合はまずは干す
お気に入りの服にカメムシ臭がついたら悲しいですよね。
いきなり洗ってもいいのですが、服をまるごと洗ってしまうと、他の部分にもカメムシの嫌なニオイがうつってしまう可能性があります。
まずは、風化作戦からスタートです。
カメムシのニオイがついた服は風の当たる室外に丸1~2日干しておきます。これだけでもニオイは半分くらいに風化してきます。
ニオイが落ち着いたところで、熱めのお湯を用意し、酸素系漂白剤と洗濯用洗剤を入れて溶かします。ここに服を入れて1~2時間放置。
水で流してまだニオイが残っているようなら、台所用中性洗剤で一番臭う場所を擦り洗いします。
ニオイがなくなったら、中性洗剤を洗い流し、最後に普通に洗濯機でお洗濯して干します。
ほとんどの場合はこれで落ちますが、ニットの場合には熱いお湯がダメなことがあるため、注意が必要です。
洗ってもニオイが気になる場合は再び風化を待ってください。
まとめ
カメムシについて、自分の持っている知識と経験を総動員してまとめました。
毎年、10~12月、3~4月はカメムシ月間です。
きっついです。
ちなみに私自身、カメムシは悶絶するレベルで嫌いです。いや、でした。
今でも大嫌いだし、飛んでるのを見ると我を忘れて逃げ出しますが、止まっているカメムシなら軍手をせずとも厚紙とペットボトルを使って駆除できるようになりました。
「絶対ムリ、自分では駆除できない」と思っている方も毎年出会っていると段々慣れてきます。
催眠術でカメムシ嫌いを治したいと思うまでに悩んでいた私自身も3年の間に慣れたな、と思います。
まずはここに書いた内容を参考にカメムシ対策をしてみてください。
カメムシに悩まされない日々を送れることを願っています!
まめ
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