たくさん勉強し、辛い実習を乗り越え、睡魔と戦いながらレポートを仕上げ、国家試験を乗り越えてやっと看護師になれた喜びを味わった、のもつかの間。
忍び寄る「辞めたい」気持ち―。
看護師の離職率は常勤看護師で10.9%、新卒看護師は7.8%。(2016年)
常勤看護師の10人に1人、新人看護師は20人に1.6人が辞めているというのが現実です。ただし、他業種の平均を見ると新卒で1年以内に退職する人は15%なので、看護師が特別高いというワケではなく、むしろ低い方ですね。
しかしこの数字の内訳には、飲食店やサービス業などの業種も含まれています。これに対し看護師は資格職であるのにも関わらず、上記離職率は高いとして問題になっています。
なぜ、大変なプロセスを踏んで看護師になったのに、就職後に1年以内に看護師を辞めたいと思う人が多いのか、辞めた後はどうすべきかなど「看護師を辞めたいんだけど・・・」と悩む方に向けてまとめました。
看護師を辞めたくなる理由
看護職を離れたくなる理由としてよく言われているのが以下の4つです。
- ハードワーク
- 人間関係
- 仕事の責任に対する重圧
- 体調不良
詳しくまとめます。
ハードワーク
日勤で働いて、準夜帯に軽く休息し、夜勤で朝まで働く―。3交代の看護師さんは最悪の場合、これを月に最大9回行います。
2交代の場合は拘束時間が16時間。いずれも病院に拘束される時間がなく、ゆっくり休むという時間がなかなか確保できません。
さらに仕事内容もハード。知識・技術を総動員で休む暇なくタスクをこなしていきます。新卒看護師の場合、夜勤がスタートした時点でこのハードワークに苦痛を感じ「辞めたい」と思うことに繋がるようです。
人間関係
看護師をしていて、内部の人間関係で消耗したという方も少なくありません。
看護師に限ったことではありませんが、激務に加えて人間関係でも疲れてくると、退職したい気持ちが高まる傾向にあります。
仕事の責任に対する重圧
看護師の仕事は、命を向き合う仕事です。ちょっとしたミスが命に係わることもあるため、仕事中にリラックスできる時間はほとんどないと言っても過言ではありません。
人手不足などで勤務が過密になってくると、気持ちを休める暇がなくなり徐々に「仕事を辞めてのんびりしたい」と考える人も多いようです。
体調不良
不規則交代は体調を崩しやすいですね。特に睡眠不足によりホルモンバランスが乱れると月経周期が不規則になり、生理が来ないなどの変化を起こしやすくなります。
睡眠不足に加え、ストレスがたまってしまうと精神的に鬱っぽくなりやすく、仕事へのモチベーションも低下しがちです。
看護師を辞めたいという方の口コミ
Twitterでは多くの看護師が「仕事を辞めたい」とつぶやきながらギリギリのところで仕事をしています。
あー看護師辞めたいーー
— めぐみ (@mmmg11) April 19, 2019
転職したいな、看護師なんて辞めたいな
— みー (@Dp2yKr) April 18, 2019
辞めたい辞めたい辞めたいと思い続けて1年以上の月日が経つが、やっぱり辞めたい
— 看護師辞めたいあるある (@kangoshiyametai) April 23, 2019
ありがと。
看護師の仕事好きだけど、辞めたいって思う時はいつも同じ。
せめて、亡くなった方と、ご家族に寄り添える仕事がしたいよ…。— だいころ (@daikorosuke0530) April 24, 2019
新人看護師が辞めたい通り越して死にたくなるのって、お局たちが全員新人教育に対してこういう考えだからだと思う。 pic.twitter.com/m2vABDSgX1
— 猫 (@3291piglet) April 23, 2019
多くの看護師が仕事を辞めたいと思い、そのタイミングをうかがっているようです。
辞めたいけどなかなか辞められない、辞めたらどうなるのか分からなくて不安・・・という方も多いようでした。
看護師は夜勤を辞めるだけでも気持ちが楽に
怖い先輩、過酷な不規則交代、命と直結する仕事内容―。
看護師を取り巻く環境はとても過酷ですね。
ですが、このうちの一つ「夜勤」をカットするだけで実は精神的に救われた看護師は少なくありません。
看護師という仕事自体を嫌悪してしまう前に、夜勤のない仕事への転職を考えるのも一つの手段だと言えます。
夜勤のない看護職はやりがいもない?
看護師で夜勤がある場合、多くは大病院で第一線にいるという自負を持ちながら働いている方が多いと思います。
それに加えて夜勤のない看護師の仕事は「勉強できない」「刺激がない」という印象を持つ方も多いようです。楽になりたいと思ってクリニックに転職し、単調な作業の繰り返しに「このままではダメになる」と危機感を持った、という口コミも実際あります。
クリニックの場合は、重症の場合は大きい病院へ紹介し、主に慢性期の患者さんの診察や治療をすることが多いので、上記したように感じる方もいます。
実際にはどんな仕事であっても病気との不安と戦っている患者さんのケアに当たることは単調ではないと筆者は思っていますが、なかなか頭の切り替えが難しいのも分かります。
このような場合、個人的には
- 人員的にゆとりのある職場への転職
- 専門性の高いクリニックへの転職
がいいのではないかと思っています。
ハローワークで転職先を探す場合には、内部事情まで教えてもらうことはできません。
夜勤の回数が多いのか、人員は足りているのかなどを事前に知るためには「転職エージェント」で担当アドバイザーに事前にチェックしてもらうことをおすすめします。
どこの転職エージェントを選ぶべきか
転職エージェントを選ぶ際にはいくつかポイントがあります。最低限抑えておきたいのは以下の3つです。
- 大手であるか
- 求人数は豊富であるか(非公開求人を含め)
- 専任アドバイザーが担当するかどうか
大手であるのは必須と言ってもいいでしょう。大手の転職エージェントはやはり求人数も豊富で、アドバイザーさんもしっかりと教育を受けたプロの方が多いです。
好条件の非公開求人も多く保有しているため、高待遇の仕事も提案してもらいやすくなります。
以下は当サイトで厳選した転職エージェントを重視するポイント別にまとめました。参考にしてみてください。
まとめ・看護師である前に自分であることを忘れないで
仕事がハードになり、毎日怖い先輩に怒られ、必死で動いている時、知らず知らずのうちに私達の視野はどんどん狭くなります。
冷静であれば違うと分かるのに、全てのミスが全部「自分のせい」と思えたり。
看護師として有能であることはとても素晴らしいことですが、その前に自分を殺していないかを立ち止まって考えてみてください。
心が苦しんでいる声に、耳を塞いでいませんか?
コップの水が溢れる前に、次の行動に移る気力が残っているうちに、まずは転職に向けての一歩を踏み出してみませんか?
おすすめ もっと看護師の転職に関する雑学が知りたい方はこちら→
まめ
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