そろそろ赤ちゃんが欲しいと思っているのになかなか授からない時、「もしかして不妊症?」と思い悩んでしまうこともあると思います。
特に不規則交代をしている看護師であれば、夜勤をしていることで赤ちゃんが授かりにくいのでは・・・と不安になることもありますよね。
実際、看護師の夜勤は不妊の原因になるのでしょうか。
ここでは、実際の大規模調査の結果を踏まえて看護師の不規則勤務が不妊の原因になるか、また妊活の一環として転職をした方の体験談をまとめました。
看護師の夜勤は不妊の原因になる?
イギリス国立のサウサンプトン大学、リンデン・ストッカー博士は12万人の女性を対象に不規則勤務と不妊に関する研究をしたところ、夜勤を含む交代勤務の場合、不妊率が80%高くなったと報告しています。
これまで、夜勤や交代勤務が睡眠や寿命に及ぼす影響の研究はされてきましたが、不妊との関係についての大規模調査はこれが初となりました。
上記のレポート内では、交代勤務をしながらでは妊娠が成立しにくいという理由として、ホルモンバランスの変化、体内時計の混乱、睡眠不足が不妊の原因になっているのではないかと検討されていました。
現在ではまだまだ交代勤務と不妊の関係性が明確だとは言えませんが、少なくとも影響の可能性は指摘されています。
病棟勤務中の妊活で授からず転職した方の体験談
以下は病棟勤務中に妊活をしていたものの、なかなか授かることができず転職をした方の体験談をご紹介します。
夜勤をしていると基礎体温もバラバラ
30代前半で結婚した私は、すぐにでも子供が欲しいと考えていました。
基礎体温を開始してみたのですが、夜勤もあるせいか、まともなグラフは何周期測っても得られませんでした。
生理は規則正しく来るけれど、一向に妊娠の気配がないという日々が1年以上続き、さすがに「不妊症」を疑いました。
いきなり不妊治療に入るのが怖かった私は、近所の鍼灸院に通ってみることにしました。
その先生が診察した際、「自律神経系が乱れていて、ホルモンバランスが悪い。夜勤を無くすくらいの覚悟がないと子供は難しいかも知れないよ」と言われました。
自分でも薄々日々の仕事の重圧や夜勤が妊娠の妨げになっているかもしれない、と感じていたので、先生の言葉はとても胸に刺さりました。
ちょうどその頃、同期で入った子が妊娠したという報告を聞いており、自分も早く、早くと焦っていました。
でも、その子はまもなく流産しました。
16週というけっこう大きくなってからの流産で、周囲も私も「やはり過剰な勤務が原因だったのでは?」と思わずにはいられませんでした。
そんな事も重なり、子供が欲しいのであればこの職場は限界だと感じました。
それが転職を決意したきっかけです。
転職先はどうやって選んだのか
働きながら転職先を探すのであれば、転職サイトに登録するのが便利だと思っていました。
ハローワークなどは自分で行って探さなければならないですが、転職サイトは自宅で仕事を探すことができます。
きちんと登録をすれば、担当の方から希望に近い求人を選んで紹介してもらう事もできます。
都内に住んでいるため、求人は数多くありました。
登録後、一度履歴書を持参して担当者さんに会いに会社に出向きました。
そこで2時間ほどかけて、希望の職種について相談しました。
漠然としていたのですが、相談をしながら少しずつ明確化できたという感じで、「夜勤なし、残業なし、通勤30分圏内、重労働なし」という条件のもと、主にクリニックでの仕事を探すことになりました。
当日もいくつかのクリニックの求人を紹介していただきましたが、その日は検討というだけで帰宅しました。
その後もいくつかクリニックを紹介していただき、時給2,000円の内科のクリニックが気になったため見学をお願いしました。
私が登録した転職サイトでは見学から面談まで全て担当者が同行してくれました。スケジュールもこちらの予定を伝え、コンサルタントさんが調整という感じでした。
仕事の内容や人間関係までも、把握していた担当者さんはとても心強い存在でした。
転職までの流れ
妊娠希望で夜勤のない仕事を探しているということは担当者を通じてクリニックにも伝えてもらっていました。
妊活中という事実が再就職に不利になると覚悟はしていましたが、言わないで妊娠に至るよりは先に言っておいた方がいいと思いました。
ただ、自分から言い出すのは勇気がいることなので、担当者さんが先にお話してくださっていて助かりました。
その結果、面接時には妊娠した時には体調に応じた仕事量を約束してくださりました。
1年以内の妊娠では育休は取得できないという説明も受け、納得できました。
とてもいい院長さんで、「一日も早く授かるといいですね」と言われたのがとても好印象でした。
面談後、数日で合格通知が届きました。
職場に合格通知が来てすぐに退職願を出しました。
その後3ヵ月後に退職となりました。
退職の翌週からは新しいクリニックでの勤務となりました。
その運びもすごくスムーズだったと思います。
転職後の経過は
転職しても授からなかったらどうしよう・・・というプレッシャーも正直ありました。
ですが、そんな心配をよそに、夜勤を辞めて2周期目には初めて基礎体温で2相性になったのを確認できました。
そしてさらにその2ヵ月後に妊娠。
やっぱり(不妊の原因は)夜勤だったんだ!と実感した瞬間でした。
※個人的な感想であり、全ての方に当てはまるものではありません。
現在妊娠36週。
来週には正期産に入ります。
妊娠中、つわりの時期には午前勤務にしてもらいました。
妊娠後期に入ってからは立ちっぱなしにならないように、診察中は椅子に座らせてもらうことができました。
仕事をしながら無事に妊娠期間を過ごす事ができて本当にありがたかったです。
まもなく娘に会えると思うと、今から楽しみでなりません。
あの時の決断は間違っていなかったし、転職サイトで優良な仕事先を紹介してもらえたこともとてもよかったと思います。
(体験談はここまで)
看護師で妊活中の方の口コミ
Twitterから夜勤もこなしながら妊活をする看護師さんの口コミを集めました。
本当に偉いです。夜勤あるし、なかなか周りの理解得られず辞めるしかない感じで️?20年の私は看護師はパートにして妊活するしかなかったです。今も理解ないのが変わってないのが悲しいです。でも負けずに頑張って下さいね?
— ぶっちゃっけよしか (@CYpGDUgS6C2dcQ7) 2018年12月1日
私も妊活のために看護師の仕事をやめる予定です。はじめは病棟勤務でしたが夜勤のないクリニックに転職しました。あとは単発の仕事もあります。フルタイムで働いていた頃が恋しいです。でも妊活が、といったりきたり悩みました。フォローさせていただいてよいですか?
— ちー@1人目妊活 (@ninkatsu2018) 2018年11月30日
お疲れ様です。看護師なんですね、私も同じです✨妊活中に夜勤やっていると、身体に悪いことしてるなーって罪悪感芽生えます(´・ω・`)
— もす子 (@mosuco_) 2018年4月16日
今月は高温期に夜勤が4回もついてるから基礎体温気になるけどあんまり測れない。
— えむ@一人目妊活中 (@m33y40) 2019年3月10日
午前中人工受精して午後から夜勤へ。こんな仕事しててできるんだろうかって、悩み続けていたけど、きつい職場に配属されて限界を感じてやっと妊活一本に絞る決意ができました。
そうして今回タイミングでできました。
何が良かったって私は仕事辞めたことしか無いと思います。— ふっさん@1人目妊活 (@ninaka_ryryko) 2018年8月8日
妊娠するために不規則交代を減らす、転職するなどの決断をする方は決して少なくないです。
とはいえ、体験談を書いてくれたもにさんのように「転職しても授からなかったら・・・」という不安もあるかもしれません。
今の仕事を続けるべきか、辞めるべきか。
まずはパートナーとしっかり話し合ってみることをおすすめします。
おすすめ もっと看護師の転職に関する雑学が知りたい方はこちら→
まめ
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