フリーライターって、どんな仕事で、どうやって生活しているのか、謎な部分が多い職業だと思うんです。
つい先月、まめにゅー編集長から「フリーランスライターの生き方論を書いてみませんか?」との言葉をいただいたので、今回は恐れ多くもwebライターについて、筆者gigiの場合を書いてみたいと思います。
gigiのプロフィール
2018年末からwebライターとして活動をはじめ、現在は取材レポやコスメレビューなどを執筆しています。
ライターになる前は、全く関係のない調理師をしていました。
しかし、体が弱く、体調を崩しがちな筆者にとって立ち仕事は想像していた以上にキツく、職場で倒れてしまうこともあったほど。
それから、倒れては復帰し、また倒れては復帰することを繰り返している間に、とうとう体の不調が慢性化。
休んでいる間に「ルーティンに縛られず、自分のペースでのんびり働きたい。」と思ったのがきっかけで、外で働くことは一旦辞め、好きだった読書やブログを活かせるように、お家でもできるwebライターという職業を選びました。
webライターってどんな仕事?
webライターとはざっくりいうと「クライアントからお金をもらい、webメディアの文章を書く」仕事です。
とはいえ、これまで出版社で働いていたことや文章に関わる仕事をしていたわけではありません。人脈もないところからはじめて1年でなんとか生活できるくらいまでになってきました。
全くの初心者が仕事をもらうまで
ライター初心者が仕事をもらうのは、正直そこまで難しくないと思います。
筆者の場合はクラウドソーシング(ランサーズなど)に登録して、お仕事をもらうことから始めました。
クラウドソーシングでお仕事をもらうまでの手順は、募集している中から自分にできそうな仕事に応募し、採用されたら指示に従って執筆を開始していきます。
いきなり単価の高い仕事を受けるのは難しいので、最初は初心者から募集している仕事に応募し、慣れてきたら次々と提案、仕事をもらうことを続けていました。
どんどん実績が溜まっていくと、提案しなくても企業側から「こんな仕事がありますがどうですか?」というようなメッセージが送られてくることもあります。
どんな仕事があるの?
webライターの仕事は、調べながら執筆・取材・体験レポなどジャンルは様々です。筆者が執筆してきたのはこんなジャンルでした。
- キュレーションサイトでファッションやコスメについて
- 猫カフェ紹介
- 猫カフェレポ
- 神社仏閣レポ
- コスメのスウォッチ写真付きレポ
- 健康法について
- 商材を使ったPR
- イベント紹介
- 取材のテープ起こし後の記事作成
- 不動産メディアで地域の紹介
- 美容室メディアでヘアスタイルの紹介
- 電話占い覆面調査
基本的には「調べながら執筆する」ことがメインですが、イベントやお店に行って写真を撮影し、レポのような形で執筆することもあります。
まめにゅーではレポ系の記事を執筆させてもらう機会が多いです。
一眼レフは持っておくと何かと便利
ライター全員が一眼レフを持たないといけないとは思っていないのですが、やっぱり持っておくと何かと便利です。
筆者が愛用しているのは、NikonのD3200。
レポ系の記事では大活躍してくれています。ライターになる前に買っておいて良かったもののひとつです。
ライターをはじめて1ヶ月の報酬と現在
ライターの原稿料(報酬)って、本当に様々です。基本的には1文字何円と決められているパターンが多く、最初は1円未満の仕事をしていました。
クラウドソーシングでライターをはじめて1ヶ月めの報酬は13,810円。
文字単価にすると、1文字0.7円くらいです。1300文字で500円のタスクをしていたこともありました。そこから手数料が引かれ、口座に入ってきたのは10,448円。生活ができる金額とはほど遠いですね。
1年経った現在は、文字単価1文字1~2円ほどに上がり、ようやくパートと同じくらいの報酬がもらえるようになってきました。ほかのライターさんと比べるとかなりのんびりなペースです。
フリーライターの1日
ライターの1日を公表している方ってあまりいないかもしれません。需要があるかは分かりませんが、始業時間も終業時間もないフリーライターの1日をまとめてみました。
余裕がある日
締切まで余裕があったり、あまり忙しくないときの1日です。
10:00 起床
12:00 メイクや支度
13:00 お昼
15:00 執筆開始
19:30 夕飯
21:00 お風呂
0:00 就寝
余裕がある日の起床はかなりゆっくりです。なんなら12時頃起きるときもあるので結構ゆるゆる。フリーランスだから許されることかもしれませんね。
執筆を始めるのはだいたい15時~16時くらいと遅め。執筆時間は3~4時間ほどです。
締切が近くて忙しい日
毎日こんなゆるゆるだったら最高ですが、締切が迫っていたり急に仕事が増えたり重なったりするとこんな感じになります。
9:00 起床
11:30 メールの確認や返信などをしつつメイクや支度をする
12:00 お昼
15:00 執筆開始
19:00 夕飯
20:00 執筆
21:00 お風呂
22:00 執筆
2:00 就寝
執筆時間は9時間前後。余裕がある日と比べると約2倍ですが、これでも会社員と同じくらいの就業時間ですね。日をまたいで深夜遅くまで執筆しているときもあります。
フリーライターの休み
フリーライターはオフも自分で決めることができますが、筆者は決まった休みを取ることはほとんどありません。
締切の次の日や、どうしても進まないとき、遊ぶ予定がある日などにお休みを入れています。
普段はお家やカフェにこもっていることが多いので、休日は外へ遊びに行くことが多いです。川越や都内で買い物をしたり、秩父や長瀞で自然を楽しむこともあります。
外へ行くと記事にできそうなネタも発見できることもあるので、会社員時代より色んな場所へ行くようになりました。これもまたフリーライターの楽しさのひとつかもしれませんね。
フリーライターは自由?引き換えになるものも多い
「フリーランス」というと、自由でいいなぁと思われることも多いのですが、自由と引き換えになるものも結構多いです。キラキラして見えるのはほんの一部でした。
フリーライターになって分かった大変なこと
営業
ツテもない初心者ライターが仕事をもらうには、まず、自分で営業をしなくてはなりません。
しかも1度いただいたお仕事がずっと続くとは限らず、1回限りの単発や、継続でも2~3ヶ月でいきなり打ち切られることもよくあります。
仕事がなければ生活ができないので、毎回「ウッ…」となりながらも営業を頑張っています。(メンタルが弱い)
収入が安定しない
フリーランスに安定はないのかもしれません。毎月の報酬は変動があり、先月は少なかったけど今月はなかなか多いな~ということもよくあります。
経理作業をしなくてはならない
フリーランスは、健康保険や年金、税金などの管理を全て自分でやらなくてはいけません。小中高と算数・数学が大の苦手だった筆者はこの経理作業がかなりのストレスです…。
今年は初めて確定申告をしたのですが、税理士さんとマンツーマンでなんとか終わらせることができました。もうゲッソリ。来年が怖いです。
運動不足になる
フリーライター、1日家から出ないということがザラです。というかほぼ毎日です。
当然のごとく、運動不足になります。
これまで立ち仕事しかしてこなかったというのもあるのですが、フリーランスになってから筋肉も落ちて疲れやすくなったかもしれません。散歩でも行けばいいんですが、冬場は寒くて…。
社会的信用は低い
フリーランスはまだまだ社会的に認知されにくい仕事だと思います。友達に説明するのもなかなか大変です。
最近では、スマホの料金引き落とし用クレジットカードをつくるための書類作成がなかなかドキドキでした。
書類の職業欄には「ライター」という項目はなく、その場合は自営業になるのでしょうが、会社を設立したわけではないのでなんだかうやむやに。
結果、カードの審査は通ったものの、銀行などのクレジットカードは審査が通りにくくなるかもしれません。
もしこれからフリーランス、フリーライターを目指したいという方は早めにカード類を作っておくことをおすすめします。
フリーランスになって良かったこと
とはいえ、大変なことだけではなく良いこともたくさんあります。
体調が良くなった
筆者は昔から体が弱く、体調を崩すことも多かったのですが、不調のたびに休みを入れるのもなんだか申し訳なくて無理矢理出社し、結果更に悪化することがよくありました…。現代ではよくある光景ですね。
ところが、フリーランスになってから体調を崩すことが激減。
苦手な早起きや、毎日決まった時間に出社すること、体調が悪くて休むことへの罪悪感もなくなったので、ストレスも減ったんだと思います。病は気からというのは本当かもしれません。
ファッションに制限がない
webライターになるまでは調理師として働いていたので、髪を染めることはもちろん、ピアスやメイクも禁止でした。
ところが、フリーランスはいくら髪を染めようが、ピアスを開けようが、どんな服を着ようが、全て自由です。
フリーランスになってからこれまで抑えていたファッション欲が一気にはじけ、突如奇抜な髪色にしてみたり、ピアスを開けてみたり…。
最近は落ち着きましたが、服もたくさん買ってオシャレを思いっきり楽しめるようになりました。
ルーティンがない
会社員やパートとして働いていたときは、毎朝決まった時間に起きて職場へ行き、決められた仕事をするルーティンワークがありました。
しかし、筆者はルーティンワークがかなり苦手。…社会にあまり向いていないのかもしれませんね。
フリーランスになってからは、何時に起きても怒られないし、職場に行かずとも家で仕事ができ、始業時間も残業もなし。自由な働き方が可能なのはストレスフリーでした。
カフェが仕事場になるときもある
フリーライターはノートPCさえあればどこでも職場にすることができます。
家で集中できないときにはスタバやタリーズ、上島珈琲などのカフェに行くことも多いです。
いつも行く場所では顔を覚えられてしまうこともあって少し恥ずかしいのですが、職場も自分で変えることができるのはフリーライターならではかもしれません。
まとめ
フリーランスって、周りから見ると謎なお仕事かもしれません。
特にライターってなかなか周りにいないと思うので、友人や家族からも「何やってるんだろう?」と思われることもよくあります。もしかしたらちょっと怪しいと思われてるかも。
でも、体調を崩しがちな筆者にとって、お家でできる仕事は合っているんだと思います。働き方が選べる現代で良かった…!と思わずにはいられません。
ブログではこっそりとwebライターの日常を書いています。(画像から飛べます)
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